『日本旧石器時代の礫群をめぐる総合的研究』刊行のお知らせ
旧石器研究者必携の書!
『日本旧石器時代の礫群をめぐる総合的研究』
保坂康夫著
刊行のお知らせ
日本列島の旧石器時代遺跡に広く発見される礫群について、研究の到達点を総合的に示したはじめての研究書です。本文477ページ(内引用文献18ページ)、挿図217 、表125。著者が広島大学から博士(文学)号を授与された学位論文で、35年にわたる研究の集大成です。旧石器研究者はもちろん、縄文時代の集石の研究にも参照すべき重要な研究書です。
是非、お求めください。
本書の構成
1. 礫群の定義
礫群の定義を、配石など他の遺構との比較をとおして明確にした。
2. 研究史
岩宿発掘以降の研究史を詳細に検討し、礫群研究の論点を明らかにした。
3. 属性分析
重量、完形度、接合関係、石器ブロックや母岩資料との関係など、重要な属性の分析例を示した。
4. 実験考古学研究
礫の割れ、平面分布、熱に関する特性について、実験研究による中範囲理論の確立を試みた。
5. 礫群の地域性と変遷
*列島各地の礫群の保有状況や、構成礫数、総重量や平均重量、石賀について集計し分析した。
*列島全体を20地域に分け、初源から細石刃石器群まで6段階の時期設定を行って変遷を把握した。
*139の挿図を提示し、約300ページで詳述した。
*縄文集石への変遷過程や、初源期礫群の特徴、密集型礫群、土坑の伴出などを詳細分析。
6. 礫群と旧石器時代社会
礫群の特徴の要点と旧石器時代社会における存在意義・役割についての仮説を提示した。
なお、出版社からの刊行では頒布価格が高額になるため、あえて自主出版し、印刷実費程度の低価格としました。書店ではお求めになれません。ご支援いただきたく、是非お求めいただけますようお願い申し上げます。
頒布価格 5,500円(送料別)
送料2冊まで 500円、3冊 900円、4冊 1,200円
一度に5冊以上お申し込みの場合は、送料を当方で負担いたします。
●申し込み方法
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(口座番号) 00200-7-101190(口座加入者名)礫群研究出版会
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