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旧石器文化談話会第107回定例会のご案内

若葉青葉の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。旧石器文化談話会第107回定例会について、下記のとおりお知らせ致します。

このたびは今春実施された木崎小丸山遺跡(長野県大町市)の発掘調査成果の速報と、資料の検討・意見交換を実施する運びとなりました。ご多忙のこととは存じますが、ふるってご参加下さいますようご案内申し上げます。

また、定例会終了後には懇親会も開催予定です。こちらにも是非ご参加ください。

 

日 時  2016年7月2日(土) 15:00~18:00

会 場  同志社大学新町学舎渓水館1F 考古学実習室

       (連絡先:Tel.075-251-3435/3437)

京都市上京区新町通今出川上ル(地下鉄「今出川駅」下車、西へ徒歩8分)

※新町キャンパスの場所(地図)については以下のURLをご参照ください。

http://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/shinmachi.html

予 定

15:00~15:30「長野県大町市木崎小丸山遺跡の発掘調査」 木崎小丸山遺跡学術調査団

15:30~18:00 調査団発掘資料、杉原氏採集資料の検討・意見交換

 

発表要旨

本遺跡では、杉原保幸氏によって立山Eテフラ(6〜7.5万年前)下位のローム層中から花崗岩製のチョッピングトゥール、縦長剝片、流紋岩製の剝片等が発見されていました。昨夏の予備調査では、立山Dテフラ(12万年前)を基盤層とし、ローム層中で鬼界葛原火山灰(9.5万年前)、阿蘇4火山灰(9万年前)を層位的に検出し、火山灰層序による石器群の年代決定に期待が高まりました。そこで今春、本来の石器包含層の確認、遺跡形成時の環境復原、爾後の検証に耐える科学的データの収集を目的に学術発掘調査を実施したところ、ローム層中から流紋岩製の台石、剝片などを検出しました。約8万年前に年代づけられる風成堆積物中から得られた本資料は、日本列島における前期旧石器文化を考える上で重要な意味を持つと考えています。本発表では、今春の発掘調査成果の速報を中心に、本遺跡の概要を報告いたします。

※ なお、定例会終了後に発表者を交えた懇親会を開催したいと思います。是非ご参加ください。なお懇親会にご出席の方は6月30日までに下記宛てご連絡をお願いします。

 

(連絡先) 旧石器文化談話会

会長 松藤和人 E-mail: kmatsufu▲mail.doshisha.ac.jp

上峯篤史 E-mail: uemine.atsushi.3z▲kyoto-u.ac.jp

(▲を@に置き換えて下さい)

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